NATURE CLIPS事務局のおーさん(30代)です。事務局では主にイベントの企画や、デザインまわりを担当しています。
中途採用で地域環境計画に入ってから、1年が経ちました。一番観ている生きものは鳥です。
「トレイルカメラ」を使いたかった
当然のことではあるのですが、会社には調査器具があふれています。歴戦の社員さんにとっては使えて当然な器具ですが、前職がデザイン・イベント企画運営がメインの私にとっては、どの器具も「知ってはいるけど、使ったことはないもの」ばかり。
その中でも前から使ってみたかったのは、「トレイルカメラ(センサーカメラ)」です。カメラの前の生きものを感知して、自動で動画や写真を撮影してくれます。会社では哺乳類の調査によく使用しているそうです。社内では、複数種類のカメラを並べて動作テストをしていることも。
自動で撮影してくれることの良いところは、「生きものを脅かさないこと」だと個人的に考えています。
以前から「鳥の水浴び」を撮影したかったのですが、スズメ・ハシブトガラス・ムクドリなど、人のことをあまり気にしなくなった鳥たちの水浴びは近づいて撮影できても、その他の人のことを警戒する鳥の水浴びは撮影できたことがありませんでした。動作音のほとんどないトレイルカメラは、鳥たちを脅かさずに撮影することができます。
「バードバス」もやってみたかった
バードバスは、鳥たちが水浴び、水飲みができるように設置するものです。私の実家の庭は、お庭と庭木が立派な御宅と雑木林の公園に挟まれているので、幸いにも鳥たちが通り道にしています。その御宅にも公園にも水場はないので、「バードバスを設置したら鳥たちが使うかもしれない」という予想はしていました。
NATURE CLIPS事務局長の「ぶちょう」氏にお願いをしてトレイルカメラを借りた私は、実家に説明をしてバードバスとトレイルカメラを設置することにしました。
設置してみた
(設置してしばらく経った状態。まぁまぁ汚くて恥ずかしい...)
ホームセンターで買ってきたポット用の受け皿と台を使用。庭に転がっていた石を重しにして、1~2cmほど毎日水を交換して入れました。自転車置き場の一角に、一応カメラを隠すように設置しました。
夏には訪れず
設置開始は8月。「涼しみに来てくれるかな?」と期待しておりましたが、撮影されるのは毎日水を変えてくれる母の足と、買い物にでかける父の足ばかり。
場所が悪いのか、素材が良くなかったのか、水は変えていたものの熱かったのか、見つけられなかっただけなのか、理由はわかりませんが、一旦設置をやめることに。
秋に再開
10月に実家に訪れた際、ずいぶん庭から小鳥たちの鳴き声が聞こえるようになってきたので、再び設置しました。するとその日の内に使用され、撮影に成功!
初記録のお客は、シジュウカラ。用途は水飲みでした。(ピントは合わず)
撮影できた動画
他にも撮影できた生きものたち
- ウグイス:水浴びはしなかったものの、気にはなったようです。
- キジバト:徒歩通過。
- オオスカシバ:近くのホトトギスをぺろぺろ。
- ネズミの類:照明がないのにしっかり撮れててびっくり。
撮ってみたい生きもの
こちらが見ているにも関わらず、日中堂々とくつろいでいた姿
庭には時折ハクビシンが来ているのを確認しています。きっと夜も訪れているので、夜に庭で何をしているのかを撮影できないかな、と期待しています。
バードバスを改良したい
バードバスをWeb検索すると、器や石、置き場所などに様々なお洒落・工夫を施しているブログをたくさん見ることができます。
私もせめて器は、もうちょっと見栄えにこだわってみたいです。
また、地域環境計画大阪支社では、ソーラーパネルを使って常に水が流れる仕組みを備えたバードバスを作っているらしいので、取材して実践してみたいと考えています。
vol.2へつづく...
今回使用したトレイルカメラ