自然観察イベントにおける熱中症対策

NATURE CLIPSのイベントでは、気温の高い時季・場所において下記の熱中症対策を行います。
この内容はイベントの検討・実施・振り返りを経て随時変更いたします。ご了承ください。
2025/06/19更新
STEP.1 - 計画
- 屋外退避・トイレ利用が可能な場所・コース、臨機応変に対応できるプログラム内容を検討・実施します。
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運営スタッフは熱中症のリスクと対策について把握し、策定した安全管理マニュアル(非公開)に従って行動します。
STEP.2 - 対策用品の用意
下記の熱中症対策用品を用意しております。
- WBGT計測器(黒球ありJIS規格対応機種)
- 保冷剤/氷
- 飲料水の予備
- 塩飴/塩タブレット
- 霧吹き/ミストシャワー
- ハンディファン/団扇/扇子
- クーラーボックス/クーラーバッグ
- タオル類
- 日傘
- 応急処置キット
- 体温計
また、参加者の皆様には、それぞれで熱中症対策グッズをご用意いただくようお願いしております。自然観察イベントの持ち物リスト
STEP.3 - 暑さ指数の確認
前日ないし当日朝に、
- 環境省発表の暑さ指数の確認(https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php)
- 該当地域の暑さ指数予報の確認
を行い、イベント等の実施方針を確認します。
STEP.4 - 受付・開始時の確認・説明
- イベント受付時に、参加者それぞれの飲料の所持・量について確認させていただきます。
- イベント開始時にイベント中の熱中症対策についてご説明します。
- 特定の拠点・使用する部屋がある場合は掲示も行い、常に確認できるようにします。
STEP.5 - WBGT数値の計測と参加者の観察
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イベント実施中はスタッフがWBGT計測器を携帯、あるいは活動場所に設置して計測を常時行います。
- WBGT値28を超えた際に、内容に応じて配慮方法、縮小、中止等を検討します。
- WBGT値31を超えた際に、野外活動は原則中止とし、屋内に退避します。
- 計測数値とは別に、運営スタッフは参加者の様子をこまめに観察し、対応します。
STEP.6 - こまめな休憩・飲水
- 参加者の皆様には随時飲水していただきます。
- プログラムを細かく区切り、休憩・飲水時間を設けます。運営側の備品や個人の持ち物を使用して、身体を冷やす処置をします。
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その際にそれぞれが飲水しているか、飲料はまだあるかなどをチェックさせていただき、飲料がなくなった方には予備を提供します。
STEP.7 - 傷病者対応
- 熱中症傷病者が発生した場合は、環境省発表の「熱中症環境保健マニュアル」、策定した安全管理マニュアルに従って応急処置を行います。
- 程度によって、医療機関への受け渡しを行います。
STEP.8 - 対策・マニュアルの更新
- イベント終了後、振り返りを行い、参加者アンケートに寄せられた意見を参考にしながら熱中症対策・安全管理マニュアルを更新します。
- また、行政機関などのマニュアル変更があった際にも、更新します。